本箱の組み立て分解チュートリアル

    このチュートリアルでは、コンポーネントが出現して所定の位置につくアセンブリアニメーションがいかに簡単に作成できるかをお見せします。 キーフレームの分解組み立てセクションのビデオは、このチュートリアルの最終結果を示しています。

    すでに他のキーフレームチュートリアルをご覧になって、キーフレームアニメーションとは何かをよくご存知かもしれませんが、

    前回のキーフレームチュートリルビデオでは、ジオメトリ(オブジェクト)とレイや、カメラ一キーフレームを変えたキーフレームを作りました。 このチュートリアルでは、ジオメトリとレイヤの両方を扱うキーフレームアニメーションの作成を説明します。

    モデル bookcase-assembly1.skpを開きます。 このモデルは、「グループ/コンポーネントをレイヤに分配する」ためにSU Animateのツールを使って用意されました。 やり方は、まず、コンポーネントを1つ1つ遠ざけ、それぞれのレイヤを1つ1つオフにし、アニメーション全体を反転してコンポーネントが任意の位置に飛び込むように見せます。

    すべてのオブジェクト(グループ)が選択されていることを確認後、SU Animate 4ダイアログで「New... -> KeyFrame Animation」を選択します。 開かれたダイアログで、最初のシーンを「キャプチャ」します。

    モデル上で選択を解除し、任意の位置(必要に応じてズーム)にある一番上の棚を留める4つのペグのグループだけを選択します。

    SketchUpの移動ツールを使って任意の距離分上方向にまっすぐ動かします。 キーフレームダイアログにある「Capture」をクリックします。 2つフレームができました。

    ここで、just-movedオブジェクトレイヤの表示をオフにします。 (Entity Infoダイアログにその名前が表示されます。) 本箱の一番上の棚を選択し、残りの本箱から少し離れた位置に動かします。

    「Capture」をクリックします。 これが3つめのフレームです。

    残りのフレームにも、直前に動かしたオブジェクトのレイヤをオフにし、別のオブジェクトを移動するこのパターンを続けます。

    この時点では、単一オブジェクトの移動に制限されていません。

    4つめのフレームでは、一番上の棚レイヤをオフにし、その棚を囲む4つの手すりを1つ1つ本箱からまっすぐ離します。

    単純な直線移動に制限されていないので、オブジェクトは任意の位置に転がすことができます。

    5つめのレイヤでは、直前に動かしたオブジェクトの4つのレイヤをオフにし、本箱の一番上の後方パネルを選択し、SketchUpの回転ツールを使って前方に90°回転させます(これで真ん中の棚に載ります)。 「Capture」をクリックします。

    では、進捗を確認してみましょう。 アニメーションは逆順序で再生しなくてはならないので、キーフレームダイアログにある「Reverse」ボタンをクリックします。 「Frames」 Bを40に増やします。 「Save」をクリックします。 SU Animateダイアログで「Play」をクリックします。

    モデルがbookcase-assembly1ビデオのようになるはずです。 なめらかに表現されるようにSU Animateがどのように動きを補間するか分かるでしょう。 フレーム数を増やすと、動きがよりリアルになります。

    アニメーションの作成を続行するには、Playerを解除します(ESCキーでも動作)。

    「KeyFrame1」で右クリックし、「Edit」を選択します。 「Reverse」ボタンをクリックして元の順序に戻します。

    この方法(直前に動かしたオブジェクトのレイヤをオフ、オブジェクトを移動/回転、「キャプチャ」)での本箱の組み立て解除を続行します。

    1つのフレームで移動と回転を同時に行えるので、任意の位置に転がり込むように見えます。 また、レイヤをオフにする前にオブジェクトの独立した動きをいくつでもキャプチャできます。たとえば、本箱の真ん中と一番下の棚をいっしょにビューに滑り込ませた後に任意の位置に分けることもできます。

    最後のフレームをキャプチャ後、最初のフレームを右クリックし、「Set View」を選択します。これでモデルが最初のフレーム(元の状態)に戻ります。

    フレーム値(キャプチャ下キーフレームの数)を5回または10回に設定し、Reverse「」をクリック後、「Save」を選択します。 モデルを保存します。 construction_animation_3のようになるはずです。

    再生すると、モデルが消え、その後コンポーネントが1つ1つ、あるいは4つずつ、さまざまな方法で所定の位置につきます。